ひきこもり脱出の方法

私は一年半程度前までは、正真正銘のひきこもりでした。

そこからの脱出には紆余曲折がありましたが、今ではなんとかフルタイムの仕事をして生活しています。

そこで今回は、私がひきこもり脱出に役にたったと思う事を書いていきたいと思います。

ひきこもり脱出の二本柱「体力」と「自信」

まず、私がひきこもり脱出する上で必要不可欠と思っているもの「体力」と「自信」の二つについて語っていきます。

ひきこもり脱出というと、とかくコミュニケーション能力の向上や職業技能の獲得などに焦点が当てられがちですが、それ以前に大事な事があります。

それが上で挙げた二点ですが、この二つがなければ、如何なる努力も継続しないのです。それは私の実体験から考えても明らかにそうでした。

私も小学生時代から不登校を経験したりしたので、少しでも外界の一般の人々のコミュニティに慣れようと様々な努力をしました。

例えば、大学病院に毎週通っては、カウンセリングなどを通じて、会話のトレーニングなどをしたり、薬なども飲んだりしました。

少しは気分が紛れることはあっても、根本的な解決には繋がらなかったと思っています。

やはり、自ら行動を起こし、いろいろな障壁を乗り越えることを通じて自信を得て、さらに次へ。というのが、ブレイクスルーの基本ですから、昨日までの自分がやっていなかったこと、出来なかったことを思い切ってやってみる。というのがいいでしょう。

しかし、新しいことを始める時にひきこもりの人が詰まるポイントが、体力のなさ、自信のなさ、です。

ちょっと小遣い稼ぎにバイトでも始めるか。と思いたったとします。短期間のバイトだったとしてもそれまでひきこもってきた人にとっては、想像を絶するキツさだったりするわけです。その上、バイト先の社員に罵られでもすると、ただでさえない自尊心が地の底を這いずり回ることとなって、また長いひきこもり生活の再開です。

そんなことにならないために、まず、どんだけ体を酷使しようが、疲れない体を作っておくことです。そのことでかなり精神的な余裕ができるのです。

ちょっとやそっとイヤミを言われようが、まあ、これで金もらってんだから得したもんだ。という感じです。

実際そのレベルまで体力を戻すには、3ヶ月はかかります。私の場合は真夏の灼熱地獄の中を近所の自衛隊駐屯地の外周を毎日3周散歩することによって、体力を得ました。

その代わり、真っ黒に日焼けして、足の皮は剥がれましたがw

ちなみにその時はその散歩のことを「徒歩教練」と呼んでいましたが。

そして徒歩教練を何ヶ月かしたのち、不思議とバイトをしようという気になったのです。もともと金が欲しいとは思っていたのですが、バイトをしようという発想が浮かんだのはその時初めてでした。

恐らく、当時の私はバイタリティに満ち満ちて「持て余していた」のでしょう。

しかし、それだけではありません。他にも自信を持つために、自己啓発書を読んだりしていました。自己啓発書というと、なんか胡散臭かったり、暑苦しかったりするのですが、当時なんの成功体験もなかった私は、なんらかの成功哲学を求めていたのでしょう。

そして、それに縋り付きたかったのです。

皆さんも、引き寄せの法則、ナポレオンヒル、デル・カーネギーザ・シークレットなどをきいたことがあるかもしれないし、ないかもしれないですが、そんな本を徒歩教練が終わったその足でさらに10km歩いて書店に買い求めに行っていました。

そんな本から得た知識は、自分のを動かす歯車となりました。そして、体力がエンジンとなって、少しずつ動き出していったのです。

 

どんな変化があったかというと

・働き始めて生活できる収入を得られるようになったこと。

・小声・鼻声でどもってばかりで無口だったのが、会社の朝礼等で雄弁を振るうようになり、就活セミナーで壇上に上がって講演するまでになった。

 

要はコミュニケーション能力を身につけたければ、運動して、読書をしろということなのです。自分もまだまだ修行中の身なので偉そうなことは言えませんがw

以上でした〜。